2009年1月25日日曜日

Ground Peace



昨日は田舎めぐりだったので、今日はバリの繁華街 クロボカンからスミニャック、レギン、クタまでを北から南へとじゃらんじゃらんしてきました。シルバーやバチックのお店でお買い物をしたり、バリ家具を見たり、歩き疲れると小さなレストランでお茶を飲んだり。バーゲンの袋を持った白人グループもうろうろする全くの商業地で、日本に持って帰りたい家具も一杯あったのですが、神戸までの送料が家具本体を超えるとなっては、あきらめざるを得ません。庭に置けたらいいなと思う陶器の壷や甕もたくさんあったのですが、同様の理由であきらめました。
 すぐ脇を猛スピードでけたたましく走り抜ける車やバイクに負けないで約6キロぐらいでしょうか、あっちをひやかし、こっちをひやかししながらぶらぶら歩いていると、2002年10月にバリで起きた爆弾テロ事件の現場に出ました。そこには、テロでなくなられた人々の名前を記した慰霊碑が建てられて、その中には日本人の方の名前も2人見受けられました。おりしも、その前では数人のグループがこの地”ground zero"を ”ground peace"にしようではないかと、ギターをならしながら歌っていました。
 もちろん事前にテロ事件のことは知ったうえで出かけたのですが、のんびりとした現場はとてもそんな事件があったとは思えない、いわば”観光名所”となっていました。
テロさえも、一介の旅行者には時間の経過とともに”観光名所”と化してしまう残酷な現実をみせられた一日でした。

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