2009年1月16日金曜日

ツル薔薇の誘引


バラ園等で綺麗なバラがいっぱい咲いているのを見るのは本当に嬉しいものですよね。特にアーチやオベリスク、ラティスなどに群がる様に咲くツルバラは、私のため息を誘います。
 だけどその為の努力が丁度今頃 多分今頃 多くのバラ園やバラを愛する方々の手によってされているのをご存知ですか?
 それがこの寒い時期、数ある仕事の中で一番辛い「ツルの誘引」でしょうか?3~4年経って古くなった枝を剪定し、新しくて元気なシュートを横に這うように誘引していきます。「頂芽優勢」といって植物は一般的に頂上付近の芽が良く伸び花が咲きやすいのだそうです。

 そこで私も頑張ってはいるのですが。バラにも良い子とそうではない子がいまして・・・、棘なんです。コーネリアやバフビューティーは比較的棘も少ないし、しなやかなので殆ど何もしなくていい子。一方ガートルートジェキル(イングリシュR)は最高に〇〇な子、でも花は豪華だし匂いは素晴らしいです。
 オールドではアンリマルタン(モス)が立派な棘棘棘です。鮮明な赤というよりドピンクの八重咲きで可愛いのです、枝が細いので助かりますが。
 ウエスターランドに至ってはもう「木」なので鋸で枝切りをします。棘も爪ぐらいの大きさがあるので下手をすると「ばっさり 赤い液体がタラーリ」なんて事もしばしば。

 何をしている人かと不思議に思われる程 手は何時も傷だらけです。革手袋も有るのですがついつい。
 ”見果てぬ夢 バラの園を夢見て”今日も頑張ります。

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