あるお仲間の集まりで家紋の話が出ました。
その時はそれ程特に意識も無く「ふう~ん家紋ね~。」
楽しい話題の一つとして聞き流していました。
ところが先日姉から電話があり実家の家紋を聞かれました。
改めて問われると???
「剣片喰だけど~・・・。」
「そんなの知ってる如何な剣片喰よ?」
「え?」
「一口に剣片喰といっても一杯あるのよ~。」
知りませんでした。
調べてみると本当に一杯ありました。
五大家紋といわれる「桐紋」「藤紋」「木瓜紋」「片喰紋」「梅紋」
だけでも250紋くらい有り
その他有名どころを合わせると何と5000紋以上確認されているそうです。
感心しつつ、めったに開ける事の無い箪笥から
○○年前、嫁ぐ時に持たせてもらった着物を出して確認すると
「ん?」何と記憶のいい加減なことでしょう。
確かに「剣片喰」ではあるのですが・・・。
姉の言う通りそこには記憶に全く登場しない種類の「剣片喰」が描かれていました。
仕付け糸が架かったままで一度も袖を通して無い着物を眺めて
「あ~もったいない~。」
「多分私が死んでもこのまんまだわ~。」
箪笥の肥やしとは良く言ったものですね。
古くは平安時代に始まり公家社会から武家社会に受け継がれ
江戸の元禄の頃当時の派手な民衆によって種類も増え
明治以降は一般庶民も好んで生活の中に取り入れ今に至るそうですが・・・
西洋の紋章と違いあからさまな階級社会が存在しない日本では
そろそろどうでも良いのかも知れませんね。
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