2011年7月17日日曜日

Lilac Rose

1番花?それとも何番花?
どうなんでしょうね??

根切虫に食べられて諦めかけていた
ライラックローズ(ER)が咲きました。

夢見る5月、
他の薔薇さん達がその美しさを競っていた頃
ひたすら生き延びる努力をしていました。


それは春、他の薔薇が赤や若草色の新芽を出し終えた頃です
何時に成っても一向に新芽を出しません
暫らくして遅れてやっと出た芽も大きく成長することなく止まったままです。
そのうち折角出た若葉も元気が無くなり、幹が乾燥して硬く成ったように見えました。
そして遂には黒く枯れ始めたのです。

お水は他の薔薇と同じ様に上げているので変です。
そこで、鉢土を良く観察すると、濡れたままでした。
ぴ~ん!「お水を吸い上げていない!」
発見した時には鉢の中には殆んど根っこは残っていませんでした。

虫に根を食べられた為、上手に水分を幹に供給出来ずにいた処へ
毎日ジャージャーと有り難くも鉢一杯にお水を与えられ(私に)
今度は僅かに残っていた根が根腐れを起していたのです。

こういう状態になってはどうやって助けてたら良いのかしら?
虫も始末したいし、根っこも何とかしなければ・・・
「あ~枯れてしまう。」
どちらを優先したら良いのか判りません。

そこでまず、鉢土に穴を開けて乾かす事にしました。
棒で突くとスコスコ簡単に穴が開きます。
悲しく成る程本当に根が有りません。
僅かに手ごたえを感じた辺りに沢山穴を開け暫らく様子を見ることに。
他の薔薇と離して勿論水やりはストップです。

水やりは薔薇との対話、愛情表現でしょうか?
5月の暑い日、一鉢だけ離し水を上げないのはとても辛いです。
半分諦めたと言いながらもやはり生き残って欲しいと思えば
「お水が要るでしょう?」
気が付けば僅かに残った葉にピチャピチャと手でお水を掛けていました。

次に、普段は化学薬品は使わず、生薬の「碧露」や「緑豊」&「アグリチンキ」等々と
高純度の木酢液で何とか騙し、騙し虫や病気と折り合いを付けてきましたが、
今回は緊急事態です。
ホームセンターで「スミチオン」を購入し2000倍に薄めてちょっとだけ鉢土に散布しました。
元気に成ることを願って・・・。


そして夢見る5月もとっくに過ぎました、連日35℃の暑さの中で
幹自体に殆んど成長は見られませんが、遂に蕾が付きました。
勿論最初は信じられませんでした。
ただ生き残って欲しい。来年につなぐことだけを願っていましたから。


負担が掛るのは解っています。それでも咲かせることにしました。
綺麗でしょ。
秋にはライラック色の花を咲かせる予定です。

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