2011年6月18日土曜日

Die Walküre

「ワルキューレ」観て来ました。
METライブビューイング2010~2011は今回が最終回。


「ワルキューレ」は
Walküre のドイツ語での発音「ヴァルキューレ」
に由来し valr(戦場で横たわる死体)と
kj?sa(選ぶ)を合わせたもので、
「戦死者を選ぶ女」を意味するそうです。


戦場において死を定め、勝敗を決する女性的存在で
彼女たちは王侯や勇士を選り分け、
ヴァルハラへ迎え入れて彼らをもてなす役割を担ったとか・・・。

映画『地獄の黙示録』のヘリコプター奇襲攻撃作戦でおなじみの曲
『ワルキューレの騎行(Ride of the Valkyries)』は
ルパージュの新演出(すごーくお金の掛ったコンピューター制御)で見事でした。
9人のワルキューレのソプラノと金管はビリビリパワーで
ここだけは一度生で聞いてみたいものです。

このお金の掛ったたった一つだけの舞台装置は森にも岩山にも馬にも
そして最後は炎にも変身する優れものです。
合唱が無く出演者が非常に少ない舞台を大きく支えていると感じました。

ヴォータンとブリュンヒルデの別れの場面は親子の情愛、憎悪、絶望、希望・・・
がぎゅっと詰まっていて感動的でした。
神々も人間界も同じなんですね~。

今回幕間のナビゲーターはP・ドミンゴ(おじいちゃんに成ってた)
指揮者レバインとの練習風景や役者仲間の会話も面白かったです。

しかし長時間の上映は空調が効き過ぎで寒かったです。
時節柄節電に努めましょうね。
また、映画で¥5000は高過ぎます。

0 件のコメント:

コメントを投稿